第7回 ミャンマー旅行
<期間>
2017年2月8日
‐2017年2月15日
<参加者>
河口友彦
池田征雄
長峰嘉雄
町田宗男
入沢頼二
境 捷彦
芦田昭雄
<旅行先>
ミャンマー
ヤンゴン
ミッチーナ
マンダレー
チャイティーヨ
“ミャンマー旅行”白門三九会外国文化研究会 第7回旅行会
2月8日から15日までミャンマー旅行を実施した。
メンバーは7名(河口友彦団長はじめ、芦田昭雄、池田征雄、町田宗男、堺捷彦氏、長峰嘉男の各氏と入沢頼二)、事前打合わせ5回、PLGというミャンマーの旅行会社を使い、当方の希望を強く反映したグループツアーとなった。
ミャンマーの面積は日本の1.7倍、人口は半分、宗教の9割が仏教、あとはキリスト教、イスラム教他、150もの種族からなりインド、バングラディッシュ、中国、タイ、カンボジアに囲まれている。南の大都会ヤンゴン、中部の京都を思わせる王宮都市マンダレー、未開拓の北の都市ミッチナー、それぞれ違った顔を見せる。仏教国だけに微笑みの国であり美人も多い。観光地として魅力的な国であるがなぜか日本人観光客はあまり見かけない。民主化による経済発展の恩恵と同時に格差が生じ、物価も上がって庶民の生活の厳しさは増しているように見えた。
旅の目的の一つに旧日本軍約18万人の戦死者の慰霊があり、河口会員の義理の叔父がこの地で戦死したので遺影を携えてお参りした。事前に「ビルマの竪琴」を読んだので至る所が戦場跡に思え、また各地に慰霊碑が建てられている。マンダレーの郊外ガンドージの畑の中にあった陸軍墓地を訪れた時、農家の子供たちとおばさんがお線香とお花を持ってきてくれとときは感動した。 其の他いくつかの慰霊碑を訪ね供養した
到着日の8日の夕刻、現地在住の白門会の後藤修身氏(理工学部)、勝木一卓氏(文学部)とインターシップで滞在中の立教大4年の井上瑛未さんともに会食をしながらミャンマーについての貴重な情報をいただいた。更に最終日、ヤンゴンで日本料理店焼肉“HORN”を営んでいる大舘長男氏(44年理工学部卒)と程塚良男氏(45年文学部卒・中大応援部OB)と会食し、楽しい旅を締めくくった。
見どころは、ヤンゴンから車で230km離れ、そこからトラックで一時間乗り継いだ先の山頂にある「ゴールデンロック」は不思議な景色とともに敬虔な巡礼の地であることを実感した。ミャンマー最大の聖地でヤンゴンの中心にそびえる「シュエダゴン・パヤー」の壮大さと輝き、全部翡翠で出来ている「翡翠パゴー」、丘の上から見る「マンダレーヒルの夕日」、いずれもあまり見かけぬ景色に強くこころを打った。
文化について、違いは服装にも表れ男女とも民族衣装のロンジーまとい、草履履き、日焼け止めにタナカという木粉を塗り、トイレにウオッシュは見当たらず、宗教心は強いがお墓は散骨か土葬かであり、日本の中古車も多く走っており、信号機はほとんど見かけない。貨幣はチャットで物価は日本の10分の1です。タクシーにメーターの無いものも多いがぼったくりは無くリーズナブルです。
ミャンマーは旅行者にとって魅力満載の国であり、これから経済発展を通じ日本とますます繋がりが深まるものと期待されます。 (入沢頼二記)